【衝撃】虫歯の歴史と驚きの昔の治療法【まとめ】
2021.08.03
今回は虫歯の歴史についてまとめてみました。今は、歯が痛くなると歯科医院で治療しますが、昔はどうしていたのか気になり調べてみましたが、かなり衝撃的過ぎて現代に生まれて良かったと思うほどです。
【目次】
1. 縄文時代~弥生時代
2. 古代、中世(鎌倉時代)
3. 近世(江戸時代)
4.現代(明治時代)
5.もっと古くは?
6. まとめ
1. 縄文時代~弥生時代
縄文時代の遺跡から発掘される人骨には虫歯が悪化して死亡したのではないかというものもあるのだそうです。
縄文人は植物食が中心で、デンプンが主成分のイモ類などを食べていたので、デンプンに含まれる虫歯菌の栄養となる糖で出来ていて一説によると世界の狩猟採集民の中ではダントツの高さのむし歯率8.2%とも言われているみたいです。
一方、縄文時代には虫歯でない健康な歯を抜歯したり削る研歯という風習があり、上下の犬歯を抜く事が多かったようです。その目的は諸説ありますが、痛みに耐え大人になるための通過儀礼、婚姻や配偶者・肉親の死を迎えた際に抜いたりしていたそうです。
弥生時代になると農耕が導入され、その中でも稲作の技術が伴ってきました。糖分を摂取できる食生活の代わりに、虫歯菌と付き合うという宿命も手に入れることとなりました。
2. 古代、中世(鎌倉時代)
日本で初めて歯科医師が誕生したのが、701年といわれています。
日本で最も古い法律である大宝律令や養老律令の中に「医疾令」という法例があり、歯は耳・口・目とまとめてひとつの診療科として医師が治療を行なうこと、と明記されました。
室町時代には幕府専属の口中医が居たみたいですが、鎌倉時代と室町時代を合わせたおよそ4世紀の期間は、口内専門の治療医がいて治療を行なっていましたが、その技術は秘伝で他者に伝えられることはありませんでした。
しかも、治療の対象は上流階級に限られており、庶民の歯科治療は行なってはいませんでした。
また、この時代の歯科治療は抜歯が中心だったみたいです。
3. 近世(江戸時代)
現代のように甘味料が豊富なわけではなく質素な食生活をしていたため、今ほど虫歯になる人は多くはなかったが、
近世日本(室町時代から江戸時代が終わるまでの期間)における歯科治療では、歯科医師の治療の基本は歯を抜くことで、虫歯を削るという発想はなかったため、どうしようもないほどの痛みを治すためには、歯を抜くしかなかったのです。それも麻酔も無いのでそのまま抜くので、痛さゆえに失神する人や、恐怖で自殺する人が多かったそうです。想像するだけでも痛いですよね…。
ただ、裕福人々は治療できるが、庶民と呼ばれる人々は医師にかかれないので下記の様な方法で痛みを和らげました。
1)神仏にお祈り…神社への参拝・奉納・お払い・願掛け
2)おまじない…守り札・病封じ(祈祷師による呪術)
3)鍼、灸
4)家伝薬、売薬、漢方
えっ⁈と驚いてしまうような内容ですが、冗談でもなく、人々はまじめにしていたそうです。
また、当時の人々の口腔衛生管理は現代に比べて低く知識も少なかったため虫歯や歯周病になって歯を失う人が多かったそうです。いろいろな説はありますが、死因のトップは虫歯を放置したことによる敗血症ではないかといわれています。
虫歯予防の為の房楊枝(ふさようじ)と呼ばれる歯ブラシを使った歯磨きもこの頃から行われていました。
そして、江戸時代末期~明治時代初期には現在のような歯ブラシが西洋文化と共に入ってきました。
また、西洋の歯科技術に比べれば劣っていましたが、柳や杉、竹などで作られた12~18cmほどの棒の先を叩いて潰し、ブラシ状にしたもので、そこにハッカやトウガラシなどを混ぜ合わせた薬味をつけて磨いていました。
義歯と抜歯に関しては優れており、入歯師によって木製入れ歯が登場しました。質の良い木で作られた物を安価で売っていたそうです。
4.現代(明治時代)
明治時代初期の初期は、近代歯科医学への転換期であり、従来からの口中医、入れ歯し、西洋医学を勉強し、正式な歯科医術開業試験を通った歯科医などがいた。
海外より外国人歯科医師が渡来し、日本に近代歯科医療が伝わりました。外国人歯科医師の中には日本で開業する者、日本人弟子をとる者が現れました。日本から海外に留学する者もいました。歯科医師の地位が確立されたのは、明治時代から昭和にかけてなので、わりと最近です。
5.もっと古くは?
遡る事4千年前、虫歯は口の中に棲む虫が歯を食べて穴をあけていたと考えられていました。
その考えが覆り、口中の細菌が作った「酸」が歯を溶かすといったことが解明されたのは19世紀末のこだそうで、わりと最近みたいです。
なんと古代人類〔ホモサピエンス〕がいた時代から虫歯は存在していたとされています。海外でも発掘された人骨の歯から虫歯や歯周病の跡が見つかっているからです。しかし当時治療方法がなく、痛みを解消するために棒で歯をつついていたみたいです。
また、硬い食べ物は噛む行為を強いまするので、唾液が分泌し口内の細菌を洗い流すとともに「酸」を中和する作用が働きます。《焼く》以外の《煮る》《炊く》という調理方法を人類が覚えてからは一回の食事で噛む回数が減りました。縄文時代には4000回、戦前1500回、現代は600回と減少しています。同時に柔らかい食べ物は歯にこびりつきやすく、虫歯や歯周病の原因となる歯垢(プラーク)が生じることになります。
6.まとめ
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